外国人材インタビュー
FOREIGNER INTERVIEW
2025.12.05
「お客様の笑顔が何より嬉しい」ミスタードーナツのドーナツ製造で輝くミャンマー出身、初の特定技能スタッフ(ミアットさん/ニップンドーナツ関西株式会社)
外国人材インタビュー
#ミャンマー #飲食料品製造

【Staff Profile】
ミアットさん(ミャンマー出身)
日本の食品製造技術を学びたいと2024年2月に来日。来日後は食肉工場で経験を経て、ずっとやりたかったドーナツ作りに挑戦するため、ニップンドーナツ関西株式会社に入社。ドーナツへの情熱と前向きな姿勢で、日々成長中!
【Company Profile】
ニップンドーナツ関西株式会社
オーマイスパゲティやパスタソース、小麦粉・お好み焼き粉などを製造している、1896年創立株式会社ニップンの100%子会社として、2000年に創立。株式会社ダスキンのフランチャイジー(加盟店)として『ミスタードーナツ』の店舗運営・管理をしている。https://nippn-dk.com/
今回は、ニップンドーナツ関西株式会社様にお伺いし、『ミスタードーナツ』の商品製造のお仕事をしているミャンマー出身のミアットさんにお話を伺いました!

ニップンドーナツ関西株式会社 大塚社長とミアットさん
──日本での就職を希望した理由を教えてください。
もともと食品製造の技術に興味があり、特に日本の食品製造の技術や日本食文化に強く惹かれ、日本で学びたいという思いが大きくなりました。ミャンマーでは1年間、独学で日本語を勉強しました。日本で働くなら食品製造の仕事と決めていたので、最初から“特定技能ビザ”を目指して準備を進めてきました。
──食品製造業の会社はたくさんある中で、ニップンドーナツを志望した理由は?
私はドーナツが大好きで、ミャンマーで暮らしていた頃、ドーナツ屋さんに行くたびに「自分もこんな風に作れるようになりたい」と思っていました。来日当初は別の食肉加工の工場で働いていましたが、やはり自分の好きなドーナツ作りの仕事がしたいと思い、改めて仕事を探していたところ、この会社の求人を知りました。「ここなら自分がやりたいドーナツ作りの経験ができる!」と感じ、応募を決めました。
勤務地にはこだわらず、本当にやりたい仕事に挑戦できる会社を軸に選んでいたので、日本を代表する『ミスタードーナツ』の製造にチャレンジできることが、迷わず応募した理由です。

──現在のお仕事内容について教えてください。
現在は入社4か月目(取材時)で、ドーナツのフライやチョコレートのコーティングなどの仕上げを担当しています。レギュラー商品のほかにシーズン限定の新商品もあり、そのたびに新しい作業を覚えることは少し大変ですが、いろいろなドーナツの作り方を覚えるたびにワクワクします。作業マニュアルは日本語ですが、手順は動画になっているので、見ながら確認でき、外国人でも理解しやすく助かっています。
──どんな時に仕事の”やりがい”を感じますか?
お客様が自分が作ったドーナツを美味しいと言って食べてくれることが、とても幸せな気持ちになります。研修中は店舗にも行ったのですが、ミスタードーナツではほとんどの店舗内にキッチンがあり、調理場からお客様が見えるのが良いところです。今年発売した55周年記念の期間限定商品『もっちゅりん』は、これまでにないほどの反響が有り、想像以上の体験となりました。

──逆に”大変”だと感じたことがありますか?
仕事自体は初めての経験も多いですが、最初にしっかりと研修があったので特に大きな苦労はなく順調に進められています。コーティングなど細かい作業は難しいですが、練習してきれいにできるようになると、とても嬉しいです。
──職場の環境やサポートで良いと感じる点を教えてください。
職場の皆さんは優しく、わからない言葉があれば丁寧に教えてくれます。会話する時はできるだけ、翻訳アプリなどに頼らず、自分の言葉で挑戦しています。休憩時間に色々なお話をすることが楽しいです。先日は、日本の料理のことなども教えてもらいました。
また、夏には研修中のショップの仲間3人と大阪・関西万博に行ってきました。仕事だけでなく、こうしたイベントを通じて交流できるのも嬉しく、とても良い思い出になりました。
他にも、もともとシェアハウスで暮らしていたのを、一人暮らしに切り替えることになったときは少し大変でした。でも本社に相談して実現でき、寮のサポートを会社がしてくれたので、とても助かりました。

──これから先の目標を教えてください。
まだ働き始めて間もないですが、今の仕事でできることを少しずつ増やし、これからもっと皆さんの頼りになる存在になりたいです。日本で働くという夢が叶ったことで、やりたいこともどんどん増えてきました。これからもいろいろな可能性を見つけ、どんな仕事でも一生懸命取り組んでいきたいと思っています。
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代表取締役 大塚様インタビュー
当日インタビューに同席くださった、代表取締役の大塚様にも外国人材雇用についてお話を伺いさせていただきました!

──初めての外国人雇用ですが、導入してみていかがでしょうか。
料飲協会さんの高い人選力もあり、二人とも非常に真面目で性格も良く、優秀な人材を迎え入れることができました。今回、会社として初めての外国人社員の採用だったので、入社時は既存社員の反応が少し心配でしたが、二人の明るく前向きな性格のおかげですぐに馴染み、安心しています。
──登録支援機関に当協会を選んでくださった理由を教えてください。
去年の展示会イベントで料飲協会さんと出会いました。決め手は担当者の田中さんの人柄と、一般社団法人という信頼性の高さです。また、私自身、福岡で住んでいたこともあるのですが、九州の有名企業「トリゼンフーズ株式会社」の手塚専務が理事をされていることも知り、どのような活動をしているか把握でき、安心できると思いました。
──ミアットさんのお仕事ぶりはいかがでしょうか。
大変優秀で、想像していた以上に早く業務を習得してくれて、非常に助かっています。向上心が高く、いろいろな業務に前向きに挑戦してくれます。仕事の能力だけでなく、他の社員との関係構築もすでにできていて、素晴らしいと感心しています。

──特定技能人材に対し、今後何を期待されますか。
もちろん本人の意思や夢を応援しますが、ぜひ当社で特定技能2号を取得し、長く働き続けてほしいと思っています。将来的にはマネージャー職や店主にも挑戦して欲しいです。これらの役職にはミスタードーナツ本部でライセンス試験を受けてもらう事になります。技術試験だけではなく筆記試験もありますが、十分合格するチャンスはあると思います。
外国人社員のキャリアアップには、日本人社員が自分ごととして捉え、サポートすることが大切です。日頃からそのことを日本人社員に伝え、環境整備を形にしていこうと取り組んでいます。
──特定技能人材を活用した今後の展望をお聞かせください。
今後はさらに出店を増やし、事業を拡大したいと考えています。初めて採用した外国人社員がここまで日本語を使いこなせるとは思っていませんでしたので、店頭での接客やレジ業務にも活躍の幅を広げられると期待しています。
今後の事業拡大には、日本人だけでは人手が足りません。特定技能人材の採用をさらに進めていきたいと思っています。

大塚社長、ミアットさん、貴重なお話をありがとうございました!
夢だったドーナツ作りの仕事を諦めず、「ここで働きたい!」という思いを実現させたミアットさん。入社早々から周囲の信頼を集める真面目な姿勢と、明るいコミュニケーション力がとても印象的でした。今後さらに活躍の場を広げていくことを、心から楽しみにしています♩
料飲協会一同、引き続き全力でサポートさせていただきます!^^
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日本料飲外国人雇用協会では、
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